ご挨拶
一歩ずつ、前へ
私たち長崎博愛会は、半世紀にわたって地域に育まれながら福祉事業を続けて参りました。2024年春に理事長が交代してから、「これまでとは違うこれから」を掲げてさまざまに挑戦をしています。
障がいは、一人一人違います。老いの形も人それぞれです。おのずと、接し方は同じではありません。
そこに求められるのは、人間理解と言えるでしょう。いろいろな側面を持つ人間という存在を、どれほど深く理解しているか、理解しようとしているか。福祉を突き詰めてゆくと、ある一つの「問い」に行き着く気がします。
「人間とは何か」
この哲学的な問いには、答えはないのかもしれません。簡単に答えは出ないとしても、日々考えて答えにたどり着こうとする。そうした探究心を忘れずに、私たちは利用者の皆さまとともに歩いてゆきます。
今日も一歩ずつ、前へ。
社会福祉法人長崎博愛会
理事長 宮内 図南雄