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【今これやってます】6. 地元高校生との交流

地域と交流する機会増やしたい         平戸祐生園園長 野田実

平戸祐生園は今年、地域とのつながりを深めようと、県立北松農業高校と交流を始めました。11月1日、コロナ禍のため7年ぶりに開催した秋祭りに、北松農高「権現太鼓」の出演を依頼したところ、快く引き受けてくださいました。

当日は10人の高校生たちが見事な演奏を披露して、利用者様やご家族から大きな拍手がわきおこりました。生徒さんたちは演奏後も、ラムネの早飲み大会や利用者様のカラオケにもすすんで参加、祭りを最後まで盛り上げてくれました。同校は地域のイベントに積極的に出演しており、「地域のために」という強い熱意に胸を打たれました。

 

利用者の皆さんは、久しぶりに若い学生さんたちと触れ合ってパワーと元気をもらい、刺激的な一日となりました。利用者の皆さんが、生徒さんたちと次々にハイタッチを交わしていたのが印象的でした。

お礼をかねて、11月16日には、北松農高の文化祭に利用者5名、職員3名が初めて見学に。権現太鼓の生徒さんとも会場で再会しました。利用者の皆さんは食べ物コーナーや小物のクリスマスツリーづくりに挑戦。また、ヤギやウサギ、犬、亀、ハムスターにも触れてとても満足そうでした。

施設に閉じこもっているだけでは、利用者の皆さんは社会と接点が持てません。北松農高のみなさんが学校から地域へと活動の場を広げているように、私たちも利用者の皆さんともっと地域へ出ていこうと思います。今後も交流しながら、若い世代には少しでも福祉の世界を知ってもらい、利用者様には若者と親しんでほしいと願っています。