3月6日に「社会福祉士事務所 まきの木」代表の毛利真紀氏をお招きし、虐待防止研修会を開催いたしました。
今回のテーマは、社会福祉士かつ成年後見人の視点から現場の支援を見つめ直す「意思決定支援」と「虐待防止」です。
講師の毛利氏は佐世保市在住の独立型社会福祉士であり、長年の親族後見人としての経験や、専門職としての豊富な後見実務実績をお持ちです。研修では、意思決定支援の核心となる「7つの基本原則」について詳しく解説いただきました。

まず「すべての人は意思決定能力がある」と推定することから始まり 、代行決定に頼る前に、本人が自ら決めるためのあらゆる支援を尽くすこと、そして一度代行決定を行っても次の場面では再び本人の意思を尊重する原則に戻ることなど、支援者が持つべき基本的な姿勢を学びました。
本人の真の想い(選好)を把握するためには、日々の表情や行動の観察に加え、絵カードなどのツールを用いた丁寧なアセスメントが重要となります。こうした本人の権利を尊重する「意思決定支援」の徹底こそが、施設従事者による虐待を防ぎ、障害者虐待防止法の理念を体現することに繋がります。

今回の研修を通じ、職員一同、利用者お一人おひとりの「これまで、今、これからの想い」に寄り添う支援のあり方を改めて深く刻む機会となりました。
「誰にだって【意思】はある」という講師の力強い言葉が印象的な研修でした 。
私たち佐世保祐生園の職員一同、利用者お一人おひとりの心に寄り添い、その人らしい生活が送れるよう、今回の学びを日々の支援に活かしてまいります。


