佐世保祐生園は、利用者様の安全をより確かなものにするため、11月18日に1階の談話室へ2台目となるAED(自動体外式除細動器)を設置いたしました。

先月、2階の入所者様の居室で、利用者様が突然心室細動を起こされる事案が発生しました。看護師と職員がすぐに駆けつけ、AEDによる除細動と心臓マッサージを実施し、救急隊到着まで初期対応にあたりました。
その後、救急搬送され入院となりましたが、一命をとりとめられました。入院当初は「元の状態に戻るのは難しいかもしれない」と医師から説明を受けていましたが、徐々に容体は改善し、今月に入ってからは驚くほどの回復を見せられ、現在では3食の食事を取れるまでに回復されています。
医師からは、比較的若年であったことに加え、初動のAED使用と心臓マッサージが適切であったことが救命につながったと評価をいただきました。

この経験を受け、施設内でより迅速に対応できる環境を整えるため、通所利用の皆様が過ごされる1階談話室にAEDを増設することにいたしました。設置にあわせて業者による操作講習も行い、職員全体でAEDの取り扱いや緊急時の対応手順を再確認しました。
佐世保祐生園は、これからも利用者様の命と安全を守るため、救命体制の強化と職員研修の充実に継続して取り組んでまいります。


