一つの映画を紹介します。福祉がテーマではないので、なぜ、と思うかもしれません。実は、この映画の監督は、私たち長崎博愛会職員の息子さんなのです。
作品は、全国ロードショー中の「雪子a.k.a.」。草場尚也監督は、長崎博愛会の草場里見法人担当部長の息子さんです。草場監督は、長崎北高から大分大学に進学。卒業後、映画の世界に入ろうと上京し、約10年間の下積みを経てこの作品を仕上げました。初の劇場用映画作品になります。
29歳の小学校教師が主人公のこの作品は、世界各国の映画祭でも賞を取って高く評価されています。主人公は長崎がふるさとという設定で、長崎市でロケも行われました。父親も路面電車の乗客として、わずか2秒ですがエキストラ出演しています。
1月末から長崎市のユナイテッド・シネマ長崎でも上映が始まり、私たち職員も休みを使って観てきました。主人公がラップとかかわりながら葛藤し成長するさまを丁寧に描いています。娯楽的な作品が多い昨今、静かだけれど熱い情熱を秘めた作品になっています。草場監督は33歳。地元長崎からこうした若い映画人が出てきたことはとても喜ばしく、今後の活躍にも期待しています。
「雪子 a.k.a.」は好評のため、公開期間が13日まで延長になりました。詳しくはユナイテッド・シネマ長崎のウェブサイトをご覧ください。また、作品の詳細についてはパル企画のウェブサイトへ。