2024年度に年間を通して取り組んだ法人内研修が終わりました。この研修は、「学び」の機会を増やしてサービスの質を向上させようと、長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科の久田貴幸先生と同大学、長崎博愛会の三者によるアドバイザリー契約を結んで初めて実施したものです。学問としての福祉が、介護・支援の現場に落とし込まれて刺激のある学びが得られました。知見を得ただけではなく、「学ぶ意識」が職員に浸透したことは法人にとって大きな実りとなりました。
これまでの研修は、福祉団体が主催する外部の研修に参加することがほとんどでした。こうした研修は単発のため、継続的にテーマを深めるという点においては難しい面がありました。長崎博愛会は、継続することによってより深みのある学びに到達できると考え、三者でアドバイザリー契約を結びました。年間で実施したテーマは次の通りです。
≪2024年≫
5月8日 介護職員のメンタルヘルス(参加者35人)
6月12日 介護現場の人材育成・スーパービジョン(30人)
7月10日 チームケアの質を向上させるために(30人)
8月6日 介護職員のメンタルヘルス(20人)
9月10日 ケアにおける尊厳(25人)
10月8日 ケアにおける自立(20人)
11月11日 介護事故をどう防止するか(20人)
12月10日 尊厳を守る認知症ケアの実践(25人)
≪2025年≫
1月16日 良好な関係構築のためのアサーション(20人)
2月17日 人間関係の質を高めるアンガーマネジメント(15人)
3月11日 人間関係の質を高めるアンガーマネジメント(25人)

九つのテーマで計11回開催。毎回20人から30人の職員が参加し、のべ参加人数は265人でした。第2回からは、講師の久田先生のご厚意により研修動画を後日配信、受講が可能となりましたので受講者はこの人数よりも増えます。5回目からは、久田先生がテーマを深めるのに適した参考図書を紹介してくださり、それを職場で購入して貸し出す態勢も整えました。
久田先生は、介護現場で十年超にわたる実務経験をお持ちです。職員の立場をよく理解して話してくださったことにより、深い理解が得られました。年間通して研修を重ねたことによって、常に学びがあるという職場環境ができて職員のモチベーションが向上。研修で学んだことを実務に生かそう、という意識も芽生えました。
研修への参加は自由です。介護職員や支援員はもちろん、看護師、栄養士、管理栄養士、事務員が自然に参加する様子は、私たちが一つのチームであることをあらためて認識させました。職員同士が具体的な事例について意見を交わす時間が多く取られたことにより、コミュニケーションの面でも効果がありました。久田先生に心より感謝申し上げます。
学ぶことは変わること――。長崎博愛会は今年度も新たな研修にチャレンジして職員の知見と意識を高め、利用者様へのサービス向上に努めてまいります。
【長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科 久田貴幸先生】
このたびは研修会に講師として参加させていただき、
参加された皆さまの真剣な受講態度、
大学との連携のもと、
