美術の教室が8日に開かれました。この日は、8人の利用者様が参加しました。生花を模写したり、風景や動物を自由に表現したり。皆さんは集中して絵筆を動かしていました。
前回、1色だけで描いた利用者様は今回、3色を塗り分けて仕上げました。文字を書くのが好きな利用者様は、文字のまわりにさまざまな色をほどこして鮮やかに表現。「ちょっと変化が出てきましたね」と講師の出口知利先生。色を混ぜ合わせて別の色を作れるようになったのを見て、「皆さん、覚えが早いです」と話しました。
描き方に迷うと「先生!」と手を挙げる方がいれば、先生に頼らずに黙々と筆を走らせる方もいて、それぞれのスタイルができつつあります。
画用紙の裏に、氏名と学校名を書く欄があります。一人の利用者様はそこに自身の氏名だけでなく、出身小学校の名前もサラサラと記入しました。まるで書くのが当たり前のように。「ああ、あの小学校だったのねえ」と私たちスタッフたちはみな笑顔に。スタッフも毎回、新たな発見があります。