
美術教室が17日に開かれ、8人の利用者様が参加しました。講師の出口知利先生は、絵筆じゃなくても描けますよ、といって歯ブラシを使った表現をみなさんに見せました。それぞれ風景の写真集を見たり、動物の写真を見たりして描きたいイメージをふくらませました。

今回、注目を一身に集めたのは、大相撲佐世保巡業を観戦に行った利用者様でした。まず、関取を真ん中にドーンと描きます。まわしの次は土俵、それから観客を次々と描き込んでいきます。人物がこんなにたくさん描かれた絵は初めてです。会場の臨場感が伝わってきます。根気強く、丁寧に筆を動かし続ける姿がとても印象的でした。

「いいですねえ、これ、最高傑作になりますよ!」と出口先生。それを聞いて、アーティストは満面の笑みを浮かべました。ご自身も手ごたえを感じるのでしょう。完成が楽しみです。



