時代反映する展示に感心 佐世保福寿園介護職員 早稲田かなえ
ケアテックス福岡で、持ち物リストの管理や誤薬防止アプリのブースを中心に見て回りました。誤薬防止アプリでは、利用者様、職員の写真、内服薬、QRコードの登録が必要です。配薬する際にはカメラ機能でそれぞれを撮影して、きちんと登録した内容と合っていればOKサイン、どれか一つでも間違っていればエラーを知らせるシステムでした。配薬は、常にトリプルチェックをするくらいに重要な作業です。こうしたアプリを導入すると、少しでも確認作業を簡素化できるのではないかと思いました。
また、持ち物チェックリストの展示も見ました。ここでもアプリを使用して管理する方法をとっています。持ち物を撮影して保存します。退所などの際に、チェックリストのように持ち物が写真で表示され、それを確認する方法です。現在、佐世保福寿園では、利用者様の持ち物をカメラで撮影して管理しています。今回見学したアプリと同様のやり方となっていて、あまり変わりません。アプリを導入すると月額料金がかかるということですから、導入するメリットは少ないような気がしました。
全体としては、AIを駆使して管理を簡素化し、記録や見守りなどの業務負担を減らすためのシステムが多かったです。介護の現場では今、人手不足に伴って一人ひとりの業務負担が増えているので、時代に沿った展示会だと思いました。最先端に触れる機会となり、感心することばかりでした。