佐世保祐生園はこのほど、浴室内に「ボディハグシャワー」を1基導入し、利用を始めました。
ボディハグシャワーは、浴槽に入らずに入浴効果が得られる介護ロボットです。左右2本のアームにある10か所のノズルから温水が出て、座ったまま全身を温めることができます。
浴槽に入ることが難しい利用者様にとって、快適に入浴体験ができるだけでなく、支援する側にとっても負担の軽減になるメリットがあります。通常のシャワーと比べても、全身が一度に温められることによって体温が下がりにくい効果もあるといいます。
12月に導入したところ、利用者様からは「よくあったまる」「気持ちがいい」という声が多く好評です。佐世保祐生園は昨年7月に福岡市で開催された介護ロボットの展示会に職員を派遣、導入を検討してきました。
また、「すいすいケア見守りセンサー」も昨年9月に導入しました。これは、小型の赤外線センサーを部屋に設置し、人の動きを感知するとスマートフォンなどの端末を通して職員に知らせるシステムです。歩くことに不安定さがある利用者様の部屋に設置しました。利用者様の動きをすみやかにチェックして事故防止に役立つほか、職員の夜間の見回りの負担も軽減します。
私たち長崎博愛会は、こうした介護ロボットやICT(情報通信技術)のテクノロジーを積極的に取り入れて、サービスの向上に努めて参ります。