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【1年間の研修を終えて】➁寄り添う大事さ学んだ

「寄り添う大事さ学んだ」         佐世保福寿園管理栄養士 力岡亮

私は管理栄養士として入所者様の栄養管理を担当していますが、実際に介護の現場で入所者様と関わることは多くはありません。恥ずかしいことに、介護や高齢者に関する知識はほとんどありませんでした。

そんな私にとって、第8回「尊厳を守る認知症ケアの実践~専門職として利用者と関わるために~」は、深い学びを得た研修でした。この回では、認知症とは何か、利用者とのかかわり方の基本とは何か、ユマニチュードとは何か、といった介護においてとても大事なことを学びました。「管理栄養士であっても入所者様にもっと寄り添うことが大事だ」と改めて気づかされました。

最近、ご飯を盛った状態では食べない方に、おにぎり状にしてふりかけをかけた状態にすると食べていただけたことがありました。また、口開けがうまくできない方に対して、銀スプーンではなくシリコン製のスプーンを使ったところ、口当たりが良いために口開けの改善が見られました。

これらはいずれもユマニチュードの観点を踏まえて食事援助のポイントを実践した結果です。久田先生の研修のおかげで新たな知識や技能を習得できました。これからもどんどん新たな挑戦をして、入所者様が心豊かに日々を送れるように研鑽します。