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【今これやってます】2 「利用者様を喜ばせる日本一」目指して

1人の願いに寄り添う                  理事長 宮内図南雄

私たち長崎博愛会は今年度、新たに「ある活動」に取り組んでいます。それは、利用者様お一人お一人に寄り添ってご本人が体験したいことを聞き取り、特別なイベントとして実現させることです。安心、安全はもちろん大事な基本ですが、それだけでは活動が施設内に制限されてしまいがちです。利用者様が強く願うことを私たちが最大限サポートして、施設外にもどんどん出て実現させる。そうやって利用者様を最大限に笑顔にする。その活動を積極的に進めようというものです。

こうした動きにつながったきっかけは、昨年初めて実施した「2024 年間MVP」でした。各園からすぐれた活動を推薦してもらい表彰しました。表彰されたのは、利用者様を喜ばせて笑顔にした取り組みばかり。私たちが利用者様を喜ばすことに大きなやりがいを感じることを再確認したのです。

すでに各園で取り組みは始まっています。野球観戦が好きな方は7月、スタッフと福岡へソフトバンク対オリックス戦を観に行きました。9月には長崎市で「ディズニー・オン・アイス」を観てきた利用者様もいます。昨年亡くなったお母さんの仏壇を拝みに実家へ行きたい、という利用者様の願いもかなえました。10月には釣りを楽しみました。利用者様は1人から3人に対して、スタッフ1人から2人が付き添いました。小さいながらも「夢実現」のツアーでした。

利用者様3人が海辺の釣り堀に。鯛が釣れて大喜びです
ディズニー・オン・アイス。キラキラの世界を楽しみました

 

キャンプ、ボーリング、カラオケ、パチンコ、食べ歩きなどなど。小さな願いから大きな願いまでいろんな案が今、検討されています。どうやらスタッフはあれこれと調べて企画することを楽しんでいる様子です。利用者様を支えることに喜びを感じるスタッフがたくさんいてありがたいなと感謝です。目指すのは長崎県一? それとも九州一? いいえ、ここに宣言しちゃいます。私たちは「利用者様を喜ばせる日本一」を目指します。この道を信じて進みます、今日も一歩ずつ。