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【今これやってます】3 介護ロボット導入🤖

デモ機いくつも試して厳選          佐世保祐生園支援課長 迎美幸

長崎博愛会は今、介護ロボットの導入を積極的に進めています。きっかけは、法人の年間研修をお願いしている長崎国際大学講師の久田貴幸先生にすすめられたことでした。さっそく、昨年、福岡市で開催された介護ロボットの展示会に参加。国内最大級というだけあって、様々な介護ロボットを見ることができました。

そうした中で「ボディハグシャワー」に関心をもち、スタッフ間でよく検討したうえで導入に至りました。入浴時、浴槽に入ることが難しい利用者様にとって快適に入浴ができるだけでなく、支援する側にとっても負担の軽減につながっています。利用者様からも「気持ちいい」と言った声が多く、とても好評です。

ボディハグシャワー

積極的に導入する方針とはいえ、介護ロボットは高額のものが少なくありません。導入しても使わなくなってしまってはサービス向上になりません。おのずと、導入には慎重さが必要になります。移乗機器、レクリエーション機器、リハビリ機器・・・。これまで多くの介護ロボットのデモ機を、介護機器を扱う業者さんからお借りしました。一定期間、できるだけ多くのスタッフが実際に使ってみて、使いやすさや利用者様の反応をよくみます。本当に必要かどうかを多職種のスタッフ間でじっくりと検討します。

そうした結果、導入しないケースが実はほとんどです。それでも、実際に体験し機器に触れることによって様々な視点を得ることができ、スタッフの意識や専門性を高めることに役立っているように感じます。

 

現在、佐世保祐生園は特浴機の導入を検討しています。佐賀県にあるメーカーのショールームに何度も足を運び、10人ほどのスタッフが実際に入浴体験を重ねました。利用者様が快適に入浴していただけるうえ、支援する側の身体的負担の軽減にもつながると期待します。団体に補助金を申請することにして来年度の導入を目指しています。私たちは、今後も介護ロボットの導入を進め、利用者様にとって快適で充実した生活を過ごしていただけるよう努めてまいります。