
念願の猫カフェを10月末に訪れた古川小夜子さん。実は、猫カフェの後に、お母さんが入所なさっている老人ホームに面会に行きました。本当は、猫カフェにはお母さんと一緒に行きたかったのですが、今回はかないませんでした。それでも、久しぶりに親子でふれあうことができました。
お母さんは、塗り絵やぬいぐるみ、お菓子などたくさんのプレゼントを用意して小夜子さんを待っていてくれました。同行した祐生園スタッフから普段の小夜子さんの生活の様子を聞いたり、猫カフェの話を聞いたりして安心なさったご様子でした。小夜子さんはというと、久しぶりということもあってか、少し照れくさそうな恥ずかしいような表情でした。短い時間でしたが、とても心温まる母娘の時間となりました。
翌日、お母さんから園にお礼の電話がありました。「久しぶりでしたが、小夜子は私の顔を忘れてないですね」とうれしそうでした。
小夜子さんは今、日中によく座る席の近くに、お母さんと面会した時の写真を飾っています。スタッフをつかまえては、写真を示して「小夜子のお母さんよ!」とうれそうに教えてくれます。
私たち長崎博愛会は「利用者様を喜ばせる日本一」を目指しています。これからも、お一人おひとりの願いに寄り添ってまいります。



