土作りから仲間とともに 佐世保祐生園生活支援副主任 池田智輝

農業工作班は今、「土壌改善」をテーマに掲げて、畑づくりの基礎から見直そうと取り組んでいます。作物を元気に育てるためには、種や苗だけでなく、その土台となる土の状態がとても重要だからです。
畑には米ぬかや燻炭(くんたん)、もみ殻を混ぜ込みました。米ぬかは土の中の微生物の働きを活発にし、時間をかけて栄養豊かな土へと変えてくれます。燻炭は土壌改良材として通気性や排水性を高め、根が酸素をしっかり取り込める環境を整えます。また、もみ殻を加えることで土がふんわりと軽くなり、根が伸びやすくなります。
みんなで声を掛け合いながら土を振るい、石や不要物を除去し、混ぜ、丁寧に耕しました。力仕事もありましたが、「おいしい野菜を育てたい」という思いで協力し合い、ふかふかの畑が完成しました。見た目にもやわらかく、これからの成長が楽しみになる土に仕上がっています。

先日、ジャガイモを植え付けました。土づくりの成果を確かめる最初の作物となります。どんな芽が出て、どのくらい大きく育つのか、今から期待が高まっています。
今年は新たに3名の利用者さんが農工班の仲間に加わりました。最初は緊張した様子も見られましたが、畑で一緒に作業をするうちに自然と笑顔が増え、少しずつ打ち解けてきています。新しい風が吹き込み、農工班はさらににぎやかで活気にあふれています。
土づくりから始まった今年の挑戦。これから種まきや管理作業など、やることはたくさんありますが、仲間と力を合わせながら一歩ずつ取り組んでいきます。



